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自転車屋ブログ

今治市で営業中の日浅自転車のブログです。 営業時間9:00~19:00   毎週木曜日定休 店舗HP http://hiasacycle.jp/  

カゴ取り付け金具

そろそろ春に自転車を買った学生さんたちも乗り始めて3か月を迎える頃・・・

結構色々壊して持ち込みがあるんですが、
中でも最近増えたような気がするのがこちら。




これは何かというと、
自転車の前かごをハンドルの付け根に取り付ける金具です。
ランプ掛けとか呼ばれたりもしますが、近年ではこれにランプを付けることはまずなくなり
専らカゴの取り付け金具として使用されています。

で、ここ数年各メーカーとも、通学用の大きなバッグもすっぽり入るよ!
というような売り文句で幅の広い(400~450mmほど)
前カゴを標準装備した通学用自転車を投入してきているのですが・・・




確かに、もう一か所のカゴの固定部分である底板はこんな風に
2重なんかにして補強されてはいるのです。
これでは横方向の強度は向上するのですが、縦方向へはあまり変わりません。

でもって、学校にもよりますが、
辞書やらなんやらぎっしり入れたあの鞄・・・
重いんですね。10kgとかもっととか、かなりとんでもない重量になってます。

それを無造作に前かごに放り込んで歩道の段差もモノともせず進んでいく子供たち・・・
でまあ、半年1年と経つうちに冒頭のようにポキンといきます。

じゃあどうしたらいいのよ?・・・



実は古来、我が国にはこういう商品がございます。
これは何かというとその名も「新聞カゴ」。
いつ頃からあるのかは定かではありませんが、
大昔から造られている超ロングセラーです。

ステーが通常の物と全く違い、縦方向の強度が桁違いに向上しております。
底板も厚さ4.5mmもある帯鋼で止めるため、ガチガチです。

当店価格ステー・カゴ込4200円(工賃500円)にて販売しておりますので
頑丈なカゴが欲しいという方はぜひご用命ください。
なお、ステーのみでも販売しております(上・下パーツ各800円)
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凄く削れたハブ芯①

さて今回の壊れものは~?

変速なしのママチャリの後輪です。
なんだかガタガタしてブレーキが当たってるから見て欲しいという修理ご依頼。

で、取り外した後輪の芯棒↓


こりゃあガタガタもするでしょうて・・・
玉押しとベアリング球の間のグリスがなくなってそこへ水が入り、
錆びた状態でゴリゴリ回し続けた結果こんな感じになったのでしょう。

昔の自転車の変速なしリアハブは防水シールがなかったので、
特にギアの付いてる側がよくグリス切れおこしてキャリキャリ音を立てていたのですが、
シマノのFH-S型に変わってからはあんまり見なくなりました。
FH-IM35(だったかな?)というのが昔のタイプで、ギヤ板のすぐ真下あたりに玉受けがあり
グリス以外で特には防水されていないため、よくグリス切れを起こしていました。
シマノ以外だと、安いママチャリには中野鉄工所製のものがよく使われているのですが、
こちらは少し奥まったところに玉受けがあるため、シマノのものよりは
大分グリス切れしにくいようです。

で、このFH-S型は左右両側にゴムの防水パッキンが付いてるんですね。
よく1本数百円(工場へ卸す段階での推定額)なんて値段で
あんな複雑な形の玉押しを使った部品が作れるものです・・・

・・・と、感心していたんですが、
このハブ、FH-S027って刻印してますがな!

どうやらバンドブレーキ側の防水パッキンが入ってなかったようです。
たまーにこういうちょっとした見落としがあるのが、
シマノの廉価部品に人の気配を感じる部分でもあります(笑

捩じ切れたBB①

ここって壊れた部品画像集なの・・・?

多分そうです。



さて、今回は・・・   ↓




今回の摘出物。
ボトムブラケットという、ペダル(クランク)間の軸受けにあたる
自転車の中で最も過酷な力が加わる部品です。

人間の力というのはペダル一回転の中でもさながら「すりこぎ」のように
変化し、全体重に近い荷重→いきなりほぼゼロみたいな感じで回転物としては
あまり良くない力が連続的に加えられます。
このため、自転車を長く使っていると強くベアリングが当たる部分が削れたり
ベアリングのボール自体が破損したりしてガタが出てきます。

それでもガタが出始めたら気になる人が多いのか、画像の状態までは
なかなかたどり着かないんですが・・・
乗っていたのは中学生くらいの男の子。
あのくらいの歳の子たちはどんなに壊れようが平気で踏みつづけるんですよねぇ・・・

まず、右側(チェーンが掛かっている方)のベアリングが全てなくなっています!
そして右側のワン(ベアリングの球を受ける部品)が真ん中からもげてます!
当然、もげた場合内側にネジが残るんですが・・・ (;^_^

結局リューターでネジを潰さないようにワンの残りを切って摘出しました。

・・・頼むからこんなになる前に持ってきておくれ、少年!

摩耗したギア板①

チェーン交換の際に、多段変速のスポーツ車ではよくあることですが、
新しいチェーンにしたせいで踏んだ時にズルッと滑るような感じになることがあります。

たいていの場合、下の写真のようにギアの歯が痩せ細ってしまっていることが原因になります。
チェーンが刃先に引っかからずに、乗り越えてしまうんですね。
古いチェーンは不思議と絶妙のバランスで引っ掛かって、飛ばないことが結構あったりして(左右方向はガタガタなのでまともに変速しないことががほとんどですが…って、だからこそチェーン交換するんですけどね)



左が新品、右が古いもの。
見るからに刃先が三角形になってしまっていますね。

8段用スプロケットの一番小さなギア板なんですが
あんまり変速せずに重いギアばっかり使ってると、
思いのほか早くにこんな状態になってしまいます。

また、後ろに合わせて前のギア板が減ってることもありますので
なんか調子悪いな~って方は一度ギアの刃先を確認してみてくださいね。

破損した後ろブレーキ①



ブリヂストンの自転車によく使われている(いた?)ダイネックスブレーキという
後輪用のブレーキ体です。中身が折れてしまっていますね。

安いママチャリ等によく使われているバンドブレーキ↓

とよく似ていますが、ブレーキのバンドの部分が内外で逆になっています。
バンドブレーキは外から締め付け、ダイネックスは
内側から押し付けるような感じで動きます。

ダイネックスはドラムの中にバンドが収まる構造のため、水やほこりが侵入しづらく
キー!!!という音鳴りが発生しにくくなっています。
バンドの方は・・・(;^_^A
もうお分かりでしょうが街中でけたたましい金属音をたてまくっているタイプのブレーキです。

どちらのブレーキもバンドと一体になっている金属板がバネになって、
元にもどろうとする構造なので、冒頭の写真のように割れてしまうと
元に戻らなくなってしまします。

とはいえ、バンドのほうが切れるのは時々見るんですが、
バネの方が割れるのは珍しかったりして・・・


ちなみにこのダイネックスブレーキ、今はもう生産終了してしまっているようです。
高級な軽快車はほとんどローラーブレーキになっているから仕方ないんだろうけれど・・・
(キーキーやかましい)バンドの方はなくなる気配すらないのに残念です。
憎まれっ子世にはばかる・・・?

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